先日、学内にて講座所有のPCがウイルスに感染し、ネットワークに混乱が生じました。
皆さんの講座のPCのウイルス対策は大丈夫ですか?。
今後もウイルスに関する情報を掲載していきます。これを参考に、ぜひとも講座のウイルス対策をもう1度ご確認ください。
ウイルス対策ソフトを必ず入れよう
先日、複数の講座で、講座所有PCがウイルスに感染したのですが、そのどれもが以下の状態でした。
- ウイルス対策ソフトが入っていない
- ウイルス対策ソフトは入っていたが、定義ファイル更新の設定ができていない(定義ファイルは古いまま)
逆に言えば、ウイルス対策ソフトが機能していればウイルス感染していなかったと思われます。過去の例からしても、ウイルス感染したPCのほとんどは、ウイルス対策ソフトが入っていないor定義ファイルが古いまま、という状態でした。
ウイルス対策ソフトは義務である
最近のウイルス事情を考えると、ウイルス対策ソフトを入れることはPC使用者の義務と言ってもいいかと思います。
ウイルスに感染すると、自身のPCの不具合だけではなく周りにも迷惑を掛けることになります。
- 自分のメールソフトのアドレス帳に載っているアドレスに、片っ端からウイルス付きメールを送ってしまった。
(「就職活動でメールのやり取りをしている会社に送ってしまった!!」という話も聞きました) - 他のPCになりすまし、他人のパスワードを盗もうとした。
- ネットワークを混乱させ、他のPCもネットワークが使えない状態にしてしまった。
- USBメモリを刺したらそれがウイルスに感染してしまい、その感染USBメモリで他のPCをウイルス感染させてしまった。
また、1度ウイルスに感染してしまうと、それを駆除するのにかなりの時間が費やされます。場合によっては、完全駆除できないこともあります。
本学でのペナルティ
明記はしておりませんが、セキュリティ対策に不備があり講座所有のPCがウイルスに感染してしまった場合、そのPCを管理している講座の責任者(注:使用者ではありません)に何らかのペナルティを課しております。
また、感染PCをITCに持ってきて調査を受けてもらいます(調査後は必ずOSの再インストールをしてもらいます)。その他のPCもネットワークから切り離しウイルススキャンをしてもらいます。講座の貴重な時間が潰れるでしょう。
くどいようですが
そうならないためにも、
必ずウイルス対策ソフトを入れてください
ウイルス対策ソフトを入れただけではダメです。定義ファイルの自動更新の設定や、使用期限も把握し、ウイルス対策ソフトをきちんと機能させてください。
OS | ウイルス対策ソフト |
---|---|
Windows | 必須 |
Mac OS | 推奨 |
その他OS | 推奨 |
ウイルスに感染してから対応するより、感染しないよう防御する方が圧倒的に楽です。
講座のPCがウイルスに感染したら
ウイルスに感染するとPCにいろいろな不具合が起きます。
ウイルスに感染したかも?(トレンドマイクロ)
ウイルスに感染すれば必ずしも上記の症状が出るとは限りません。トロイの木馬などはこれらの症状が出ず、使用者が気付かないほどひっそりと行動するものもあります。
ウイルスに感染した場合は、被害が広がる前にすぐに対応してください。 具体的には以下のような行動になります。
- まず、とにかく、感染(or感染疑い)のあるPCをネットワークから切り離す(ネットワークケーブルを抜く)
- 2講座のセキュリティ管理者(特にいない場合は教員)に報告し、指示を仰ぐ
周りにウイルスを広げている可能性があります。ウイルスに感染している疑いがある場合は、個人で対応するのではなく、講座全体で対応するようにしてください。
- PCにウイルススキャンを行い、ウイルスの駆除を行う
できる限り講座内の他のすべてのPCもネットワークから切り離し、それらも手動でウイルススキャンをしてください。
ウイルス対策に不備がありウイルスに感染した場合は、根深くウイルスに汚染され、ウイルス対策ソフトを用いても完全に駆除できないことが多いです。この場合は、OSの再インストールをする方がよいでしょう。