曼陀羅ニュース

平成27年度 新規曼陀羅システムの紹介

平成27年度に導入した曼陀羅システムの紹介を行います。

全学情報環境システム

全学情報環境システムの詳細は以下のページをご覧ください。
第24期(H27年度)曼陀羅システム

情報系個人常用ワークステーションシステム : iMac : 50台

今年度も Apple iMac 21.5インチを導入しました。
今回は情報科学研究科棟 A207(演習室)に設置している WS の置き換えとなります。
演習室には40台の WS とプロジェクタを設置しており、プログラミングやコンピュータグラフィックスの授業などで利用されております。
演習室と設置した WS の詳細についてはこちらを御覧ください。

バイオ系個人常用ワークステーションシステム : Lenovo ThinkCentre M83 : 150台
物質系個人常用ワークステーションシステム : Lenovo ThinkCentre M83 : 100台

今年度もLenovoのThinkCentreシリーズを導入しました。
OSは最新の Windows10 です。
Windows10 ではスタートボタンが復活しましたので、Windows8 より前のOSを使い慣れたユーザーも違和感なく使用できます。
また、Windows10 では Windows OS 初の仮想ディスプレイ機能を搭載しております。出力用ディスプレイを複数台用意しなくても、複数のデスクトップを用いて効率的な並行作業が可能となりました。

事務系個人常用ワークステーションシステム : Lenovo ThinBoot ZERO Tiny : 32台

今年度もシンクライアントを導入しました。OSは計算機室内のサーバで稼働しており、シンクライアント側ではネットワーク経由による画像を表示しているだけです。 シンクライアント側のHDDには情報を残さず、情報漏洩対策にもなっています。
また、ディスプレイの背面に小型の据え置き機を接続することで、省スペースを実現しています。

共通基盤情報システム 無線LANシステム

無線LAN制御装置 : Aruba 7220

こちらの無線LAN制御装置は優れた処理能力とスケーラビリティを誇り、多くのユーザーが本学の無線環境に接続しても、その要求に応えることができます。
その上、40Gbpsの有線スループットによるステートフルファイアウォールによって安全性を保ちつつ、最新のWiFi規格 IEEE 802.11ac による高速な無線環境の提供を実現しております。

無線LAN基地局 : Aruba AP-225, AP-224, AP-274

上記の IEEE 802.11ac 対応無線LAN制御装置の導入に併せて、本学全域に設置している無線LAN基地局(屋内・屋外合わせて約200台)についても、IEEE 802.11ac に対応した最新のものへと更新しました。
屋内用無線LAN基地局としてAP-225を、屋外用無線LAN基地局としてAP-274を導入しました。これらの通常の無線LAN基地局に加えて、AP-224に漏洩同軸ケーブルを接続した無線LAN基地局も試験的に導入しました。

漏洩同軸ケーブルについての詳細は下の項目をご覧ください。

漏洩同軸ケーブル : F-8D-LCX(WFC-1756)

漏洩同軸ケーブル(Leaky Coaxial cable: LCX)とは、同軸ケーブルにスロットという穴を設け、そこから電波を送受信する仕組みのケーブルです。電波干渉を抑えることができる、構造上電波が届きにくい場所でも高品質の無線通信を利用できる等のメリットがあり、トンネルや新幹線で実用化されています。

壁などの影響を受けて電波の届きにくい場所に無線を出す際には、従来ならば無線LAN基地局を複数台設置することで対応していましたが、漏洩同軸ケーブルを用いると無線を出したい範囲を自由に調整でき、少数の無線LAN基地局で賄うことができるので、コストダウンにも効果的です。
※ 下の図のようなイメージです

漏洩同軸ケーブルとこのケーブルに対応した無線LAN基地局 AP-224 を接続することで、新しい無線LAN基地局としてサービス提供を行います。

情報棟の一部で試験導入しています。

執筆者: 宮内 英仁

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国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学総合情報基盤センター