教員や学外で研究している学生が、大学の外から曼陀羅ネットワークを利用できるように VPN サービス を提供しています。
この VPN サービスですが、Windows 用の OpenVPN クライアント(リリースバージョン)はまだ Windows Vista で使えません!
そこで、以前の記事 Vista で VPN で Vista でも使える当時最新の OpenVPN を紹介しました。
ですが、その後のバージョンアップで以前紹介した内容では使えなくなっている事が 分かりましたので、ここで改めて使い方を紹介します。
openvpn 2.1 は現在もベータバージョン(正式リリースではない、テストや評価用バージョン)です。 そのため、今後もバージョンアップで設定方法が変わる恐れもあります。
OpenVPN2.1 rc18 のセットアップ手順
ダウンロード
- OpenVPNのページへ行き、「Open Source Project」タブをクリック。
- 「Downloads」をクリックし、ダウンロードページへ。
- 2.0.9(正式リリース版) は Vista 非対応です。
ページ中段の openvpn-2.1_rc18-install.exe をダウンロード。
インストール
- ダウンロードしたファイルを実行。
- 管理者権限が必要です。
・管理者アカウントで Windows を使っている場合は「続行」をクリック。
・一般ユーザの場合は管理者アカウントのパスワードを入力します。 - 指示に従って進んでいきます。
特に設定が必要な項目はありません。 - 途中、「デバイスソフトをインストールしますか?」と聞かれたら 「インストール」をクリック。
- インストール完了。
OpenVPN の設定
VPN サービスについてのページのOpenVPN の導入と設定を参照し、
- メンバ証明書 の取得
- NAIST Root CA の証明書ファイルの取得
- client.ovpn ファイルの取得と設定
を行います。
DNS サーバーの設定
ここで一度 VPN に 接続 してみましょう。
正しく設定されていたら OpenVPN アイコンが緑色に変わり、接続に成功します。
接続できたら、Web ブラウザで幾つかのサイトを廻りブラウジングできるか確認してください。
問題なく使えたら、以下の設定は必要ありません。このままお使いください。
もし表示できなければ、VPN を終了させ、以下の手順で DNS サーバーの設定を行ってみてください。
- コントロールパネルの 「ネットワークの状態とタスクの表示」 を選択。
- 「ネットワーク接続の管理」を選択。
- デバイス名が「TAP-Win32 Adapter」 の接続のプロパティを開く。
このデバイスは OpenVPN をインストールした時に入ります。 - 「インターネット プロトコル バージョン4」のプロパティを開く。
- DNS サーバーを自動取得から直接設定に変更する。
図のアドレスは曼陀羅ネットワークの DNS サーバーです。
お使いのネットワーク環境によっては、このアドレスを設定しても使えない場合があります。
この場合、お使いのネットワークで指定されている DNS サーバーアドレスを設定してください。
接続
- 必ず OpenVPN GUI を 管理者として実行 してください。
アイコンを右クリックして「管理者として実行」を選択して実行します。 - インストールの時と同様、アカウント制御の画面が表示されます。
- 管理者アカウントで Windows を使っている場合は「続行」をクリック。
- 一般ユーザの場合は管理者アカウントのパスワードを入力します。
- タスクバーの OpenVPN アイコン(図のミニアイコン)を右クリック。
- 表示されるメニューから「Connect」を選択。
VPN サーバへの接続が開始。 - OpenVPN アイコンが緑色に変わり 「client is now connected.」と表示されたら接続成功。