皆様、実験や業務中に次のような場面に遭遇した事はないでしょうか。
- 実験で生成されたデータが大容量のため格納できない。
- 異なる研究室のメンバーとデータを共有できない。
プロジェクトディスクって何?
プロジェクトディスクとは
本学の教職員・学生の研究活動支援および円滑な業務遂行を目的として構築された大容量で共有可能なディスク領域です。
プロジェクトディスクってこんなに便利!
プロジェクトディスクを活用すると、どのように便利になるのでしょうか?順番に説明します。
大容量
プロジェクトディスクの容量は、1P (ペタ) バイト ( 1P バイト ≒ 1000 Tバイト) 以上で、一般のハードディスク (2T バイト) 500 本分の容量に相当します。これにより通信データや映像データ、顕微鏡画像やシーケンサーデータ等、大容量のファイルを保存する事ができます。
柔軟なアクセス権
利用可能グループは、プロジェクトディスク単位に設定可能なため、異なる研究室や部局間でもデータの共有ができるようになります。
コスト不要
研究室でディスクを購入する費用や管理コストは一切かからず、申請を行うだけで利用できます。また、研究室でのスペースや電気代の削減にもなります。
ITC 管理のサーバ室では、効率的な冷却を実施しています。ハードウェアの高密度化も合わさり省電力でディスクを提供することができます。
高い信頼性
耐障害性能が高い RAID (レイド) という構成を組んでいるため、ディスクの障害発生時も無停止で利用でき、障害を意識する必要がありません。また、データの破損等の事故もほぼ発生しませんのでバックアップ利用にも適しています。
機種・場所問わず
Windows や Mac, Unix マシンと機種を問わずに利用できます。さらに、曼陀羅無線 LAN を含む学内のどこからでもアクセス可能です。
安全
曼陀羅システムの認証基盤を使っているので不正アクセスの心配はありません。みなさんのアカウント・パスワードを使って安全に利用頂けます。
プロジェクトディスクを利用するには?
プロジェクトディスクの申請方法
新規にプロジェクトディスクの割り当てを希望される場合は、研究室、部局単位、研究グループ、業務グループ単位で取りまとめ、以下より申請して下さい。
基本的に1つのプロジェクトディスクあたり 20 T (テラ) バイト (= 20,000 G バイト) まで提供可能です。( 20 T バイトを超える容量の申請については、別途相談してください)
同じ研究室が複数のプロジェクトを行なっている場合は、別々のプロジェクトディスク領域を申請することもできます。
プロジェクトディスクへのアクセス方法
プロジェクトディスクへのアクセスは、CIFS (Samba) および NFS で可能です。各 OS 毎の詳細な接続方法については、以下を参照してください。
最後に
総合情報基盤センターでは、皆様の研究や業務支援のため、システムの更新を毎年行なっています。今年度のシステム更新により、プロジェクトディスクの容量が 900 T バイトから 1300 T バイト ( = 1.3 P (ペタ) バイト) に増えました。
次年度以降も順次更新を行い、プロジェクトディスクの容量増加を実施していきます。
皆様、プロジェクトディスクの便利さを理解して頂けましたでしょうか?
大容量で共有可能なプロジェクトディスクを是非ご活用下さい。